東北夢の桜街道

地の米・地の水・地の技術をモットーに、郷酒を醸す、大和川酒造

江戸時代中期の寛政二年（1790）創業以来、変わることのない清冽な飯豊山の伏流水を仕込み水として使用し当代で9代の酒造り、代々の杜氏の一途な心意気によって当主が代々名のる「弥右衛門」からとった「弥右衛門シリーズ」をはじめとした銘酒を生み出してきた。使用する酒造好適米は、早くから自社田や契約栽培農家で収穫された無農薬、減農薬無化学肥料の良質な米に切り替えた。また自社の田んぼ（自社農園大和川ファーム）やそば畑を耕し、いのちを育む「農」の世界にも挑戦している。日本の食文化を代表する日本酒の海外輸出でも、その先駆けとしてロンドンやニューヨーク、バンクーバー、上海、台北といった大都市に進出し、「純米吟醸 弥右衛門」や「良志久」などが好評を博している。大和川酒造店は本物を追求する変わらぬ一途さと、世界を視野に入れた挑戦する勇気を、常に持ち続けていきたい。