東北夢の桜街道

福島県

13番 檜物屋酒造店(ひものやしゅぞうてん)

地元で愛される、晩酌用のこだわりの酒

東北酒蔵街道

1874年(明治7年)創業。二本松藩の時代には、檜の曲げ物職人のお店だったことが、社名の由来である。店舗から蔵のなかへ向かう途中の棚には、大小様々な樽や桶が、展示されている。二本松にある4蔵のなかで、地元民の晩酌用普通酒をメインにした、県外では飲める所が少ないお酒である。酒名の千功成は、旧二本松藩主丹羽公の先の君主太閤秀吉の”千成ひょうたん”にちなんで、千成と名付けたのが始まり。その後、千の功(手柄、勲功、功績)が成るという意味から、千功成となった。全量槽絞り(もろみを袋づめし、上からゆっくりと圧をかけてお酒を絞る方法)にこだわり、まろやかな味わいを目指している。

東北酒蔵街道 東北酒蔵街道 東北酒蔵街道
「景気がよくなると、淡麗辛口の酒が好まれ、景気が悪くなると濃淳タイプの酒が好まれることを知っていますか?」齋藤一哉専務は、笑いながら「でもこれ、景気指数の動向を調べるてみると本当なんですよ。」と教えてくれた。景気がいい時は、ヒラメの刺身など、高級なものを肴に飲むから、淡麗辛口が好まれ、不景気な時は、たいした肴がなくても、酒だけでも楽しめる、味が濃い日本酒が好まれるということらしい。この蔵の看板商品である、<千功成 金瓢>は、甘く、濃醇タイプの普通酒だ。「これでも、40年前頃に比べたら、随分辛口になっているけれど、しょっぱい味付けのつまみにも負けない甘口の酒が、この地域の人たちの好み」と、地元での消費量NO.1の酒蔵として、常に地元民の晩酌を考えながら酒づくりをしている。
手島)
自醸酒のほとんどが地元で消費されている、地酒中の地酒として人気をいただいている。
所在地
福島県二本松市松岡173
地図で確認する
交通機関
JR東北本線二本松駅から徒歩で5分
電話番号
0243-23-0164
FAX番号
0243-22-3163
ホームページ
http://senkonari.com/
酒蔵見学
通年 8:30~17:00
要事前連絡
※休業日を除く
試飲
無料
(4~5種類)
店頭販売
全種類
ネット販売
http://senkonari.com/
新酒発売予定
生酒2月頃から限定販売
推薦銘柄
千功成 大吟醸 / 千功成 純米吟醸
/ 千功成 金瓢(レギュラー酒)
蔵限定商品
大吟醸(生)
純米吟醸(生)
日本酒以外の限定品
酒粕かりんとう
駐車場
有/2台
トイレ
共用
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